お墓には4つの費用がかかる!お墓にかかる費用の内訳を紹介します

 

お墓の購入を検討する際、気になる点のひとつは費用です。

しかし、お墓は高いと言われているけど、どれくらい費用がかかるのか知っている方は少ないのではないでしょうか。

 

この記事ではお墓にかかる4つの費用について解説していきます。

● お墓の購入にはいくら位かかるのか知りたい
● お墓の購入にかかる費用には何があるのか知りたい

以下に役立つ情報をまとめましたので、参考にしてください。

 

お墓にかかる4つの費用とは

 

お墓にかかる費用は大きく分けて4つに分類されます。

● 永代使用料
● 墓地管理費
● 墓石費用
● その他の費用

このうち、金額の大きなものは

● 永代使用料
● 墓地管理費
● 墓石費用

の3つです。

 

それぞれ解説していきます。

 

永代使用料

 

永代使用料とは墓地として使用するために支払う費用のことです。

現在は、各自治体から認可を受けた場所でしかお墓を建てられません。
お墓を建てる場合は、認可を受けている霊園や寺院の墓地を利用します。

『永代使用料』とあるように、土地を購入するのではなく、永代にわたって使用する権利を取得するということです。

お墓を建てたからといって、墓地の区画が自分たちの所有物になるわけではないので注意してください。

 

所定の手続きを行えば、永代に渡り墓地の継承が可能です。
しかし、継承者が不在だったり管理費の支払いが行われなかったりする場合は、使用権の取り消しもあり得ます。

また、他人への譲渡や転売などはできません。

 

永代使用料の相場

 

永代使用料の相場を地域別に見ていきましょう。

● 北海道・東北:35.3万円
● 関東:68.7万円
● 東海:40.6万円
● 北陸・甲信越:36.1万円
● 関西:74.2万円
● 中国・四国:45.9万円
● 九州・沖縄:47.8万円

と、地域によって大きな差があることがわかります。

出典:ライフドット調べ(サイト内に掲載されている計2681件の霊園データより)
https://www.lifedot.jp/bochi-price/#5dc37cdb3e562529

 

永代使用料の価格は

● 墓地の地価
● 墓地の立地条件

などで変わります。

 

墓地の区画が広く、都市部に近いほど永代使用料は高くなる傾向にあります。

 

墓地管理費

 

墓地管理費は霊園や墓地を適切に管理するため、施設に支払う費用のことです。

管理費は共有設備の清掃や修繕、電気代や水道代などに充てられます。

墓地管理費の支払いが滞った場合、永代使用権が取り消される可能性がありますので注意してください。

 

墓地管理費の相場

 

墓地管理費は毎年発生する費用です。
金額は数千円から数万円ほどかかります。

お墓の区画が広かったり、芝生が敷き詰められ維持管理に手入れの必要がかかったりする場合は、支払い額も上昇する傾向です。

1年単位で支払う場合が多いのですが、数年分を一括で支払う施設もあるため、事前に確認しておきましょう。

また、墓地管理費はお墓を維持していく上で、継続的にかかる費用です。
無理なく支払いができる霊園や墓地を選ぶとよいでしょう。

 

墓石費用

 

墓石費用はお墓に建てる墓石にかかる費用のことです。

墓石費用は

● 墓石費(付属品によっては別途費用がかかる)
● 彫刻費
● 工事費

などを含んだ金額です。

 

墓石費用の相場

 

『いいお墓』によると、お墓の平均墓石価格は

全国  :133.83万円
東日本 :139.01万円
西日本 :120.34万円

とありました。

出典:いいお墓
https://guide.e-ohaka.com/cost/outline/#toc3

 

墓石費用は地域によって開きがあります。

 

墓石費用には金額の開きがある

 

墓石費用は支払う金額に差が出ます。

項目としては

● 墓石の産地
● 墓石の種類 (和型・洋型・デザイン型)
● 付属品の有無 (卒塔婆立て、墓標、お地蔵様など)
● 特殊なデザインの彫刻

などがあげられます。

 

見積りの段階で、どれくらいの金額にしたいのかを、石材店の担当者に伝えておくとよいでしょう。

 

墓石費用を抑えるためには

 

墓石費用は100万円を超える場合も多く、高額な支払いになることも珍しくありません。

墓石費用を抑えたい方は、一般墓以外も検討するとよいでしょう。

 

選択肢としては

● 樹木葬
● 納骨堂
● 合葬

などがあげられます。

合葬なら10万円から、納骨堂なら30万円からと一般墓に比べて費用を抑えられます。

 

その他の費用

 

お墓を建てたあとは、開眼供養を行う場合があります。

開眼供養はお寺にお墓の前でお経を読んでもらい、お墓に魂を入れる法要のことです。
開眼供養のお布施として、3万円から5万円ほど包みます。

 

また、お寺の檀家になる場合、入檀料の支払いを行います。
入檀料はお気持ちなので、必ず払うものではありません。
相場は10万から30万円ほどです。

 

まとめ

 

お墓にかかる費用は

● 永代使用料
● 墓地管理費
● 墓石費用
● その他の費用

の4種類です。

 

永代使用料の相場は35万円から75万円と、地域によって支払い額が変わります。
また、墓石費用も墓石の種類や産地、付属品の有無などで費用が変動します。

墓地管理費はお墓を維持していく上で、必ずかかる費用です。
無理なく支払いができるか、確認しておきましょう。

お墓を建てたあとは、開眼供養を行う場合や、檀家に入ることも考えられます。
それぞれ支払いがありますので、忘れずに準備しておいてください。

お墓は生涯で何度も購入するものではありません。

納得できるお墓が購入できるように、少しずつ情報を収集してみてはいかがでしょうか。

この記事を監修した人

株式会社江戸や 福岡支社 営業部部長
大塚勝俊

2003年に株式会社江戸やに入社。以来、20年以上にわたり、霊園管理やご供養に関する深い知識と経験を積み重ね、多くの顧客から高い信頼を得ています。

伝統と格式を重んじながらも、供養する人もされる人も安心できる多様なサービスを提供し、現代のニーズに対応した新しい供養の形を追求しています。