葬儀の費用相場は?葬儀費用を安くするためのポイントも紹介します

家族が亡くなると葬儀の手配を行います。

葬儀の費用は高そうなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

 

しかし自分で葬儀の手配を行うことは少ないため、実際にどのくらいかかるのか分かっている人は少ないでしょう。

費用相場を知らないがために、高額の葬儀費用を支払ってしまう可能性もあります。

 

この記事では葬儀の費用について解説します。

 

・葬儀の費用相場はいくらくらいなのか知りたい

・葬儀費用をできるだけ抑えたいけど、よい方法はあるのか気になっている

・葬儀費用が思っていたより高かった。払えない場合の対処法はあるのか

 

などの疑問を解決する情報をまとめているので、参考にしてください。

 

葬儀にかかる費用相場

 

株式会社鎌倉新書が運営する『いい葬儀』が行った『第4回お葬式に関する全国調査(2020年)』のデータを元に、葬儀にかかる費用を見ていきます。

 

出典:いい葬儀 『第4回お葬式に関する全国調査(2020年)』

https://www.kamakura-net.co.jp/newstopics/7269/

葬儀全体でかかった費用相場

 

葬儀全体でかかった費用の平均額は119万1,900円でした。

この金額は火葬場使用料、および式場使用料を含みます。

ただし飲食や返礼品費用、お布施は除かれています。

 

最も多い価格帯は『100万円以上120万円未満』の14.0%、続いて『80万円以上100万円未満』の13.6%でした。

この『80万円120万円』の価格帯だけで27%をこえており、全体の4分の1を占めています。

 

葬儀の飲食にかかった費用相場

 

葬儀の飲食にかかった費用の平均額は31万3,800円でした。

 

価格帯として最も多かったのは『10万円未満』で32.3%、続いて『10万円以上20万円未満』が25.1%、『20万円以上40万円未満』が20.1%という結果になりました。

 

返礼品にかかった費用相場

 

返礼品にかかった費用の平均額は33万7,600円でした。

 

価格帯別に見ていくと『10万円未満』が33.9%と最も多く、全体の3割以上を占める結果になっています。

次いで『10万円以上20万円未満』が22.1%、『20万円以上40万円未満』18.8%と続きます。

 

返礼品の受け取りを辞退する人が多い地方もあるため、地域差が大きい費用でもあります。

 

お布施にかかった費用相場

 

お寺や神社、教会などにおさめるお布施の費用平均額は23万6,900円でした。

 

最も多い価格帯は『1万円以上10万円未満』の27.6%です。

次いで『10万円以上20万円未満』が22.7%、『20万円以上30万円未満』が15.4%でした。

 

ちなみにお布施は感謝の気持ちを包むものなので、いくら渡せばよいという金額は決められていません。

 

葬儀費用を安くするポイント3選

 

葬儀の費用相場は119万円と大きな金額でした。

新しくお墓を購入する人はさらに支払額が増えるため、できれば葬儀費用をおさえたいと考える人もいますよね。

 

そこで葬儀費用を安くするポイントを3つ紹介します。

 

①複数社から相見積もりをとる

 

葬儀社によって葬儀費用はそれぞれ異なります。

葬儀の準備はあわただしく余裕がない場合も多く、一番先に見積もりを出してくれた葬儀社に決めてしまうこともあるでしょう。

しかしひとつの葬儀社の見積もりしかとっていない場合、提示された金額が高いのか安いのかの判断ができません。

 

時間に余裕をもって葬儀費用を比較することで、どの葬儀社がよいのか冷静に決められます。

 

②葬儀形式を小さくする

 

葬儀費用は規模が小さいほど費用をおさえられます。

 

一般葬が最も高く、家族葬、直葬の順に安くなります。

 

ただし葬儀は故人とお別れをする大切な儀式です。

費用だけに焦点を当てず、故人の生前の交友関係や年齢も加味した上で決めるとよいでしょう。

 

③飲食費や返礼品の金額をおさえる

 

前述した葬儀の費用相場では、

 

・葬儀の飲食にかかった費用の平均額は31万3,800円

・返礼品にかかった費用の平均額は33万7,600円

 

と紹介しました。

 

最も多い価格相場帯は両項目とも『10万円未満』でした。

 

失礼のない程度に、予算の範囲内で飲食の内容や返礼品を選ぶとよいでしょう。

 

葬儀費用が払えない場合の対処法

 

葬儀形式を小さくしたり、複数社から相見積もりをとったりしたけど、それでも葬儀費用が高いと感じている人もいるでしょう。

手持ちのお金がないと、葬儀費用が払えないことも考えられます。

 

そこで、葬儀費用が払えない場合の対処法を紹介します。

 

ローンを利用する

 

葬儀費用にかかるお金を借りるときは、メモリアルローンが利用できます。

金利が安く、借入上限額の幅が広い点がメリットです。

 

またフリーローンも選択肢のひとつとして考えられます。

メモリアルローンよりも金利が安くなる場合もあります。

 

ただしローンを利用する際は審査に通らなければなりません。

 

必ず利用できるわけではないことを覚えておいてください。

 

親族からお金を借りる

 

ローンが借りられなかったり、継続的に支払いできる余裕がなかったりする場合は、親族に頼るのもひとつの手段です。

 

親族であれば費用の一部を折半してくれるかもしれません。

 

しかしお金が絡むことを嫌がる人もいます。

もしお金を借りるのであれば借用書を用意しておき、必ず返すと書面に残しておくと信用してくれるかもしれません。

 

まとめ

 

葬儀全体でかかる費用の平均額は119万1,900円でした。

葬儀費用は葬儀の形式や用意する返礼品などで、大きく変わります。

 

もし葬儀をできるだけ安く抑えたい人は葬儀形式を小さくしたり、返礼品の内容を変えたりすることで対応できるでしょう。

それでも支払いが厳しい人はメモリアルローンの利用や、親族にお金を借りるなどで解決できる場合もあります。

 

いざというときに困らないよう、実際にかかる葬儀費用はいくらくらいなのか調べてみてはいかがでしょうか。

 

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この記事を監修した人

株式会社江戸や 福岡支社 営業部部長
大塚勝俊

2003年に株式会社江戸やに入社。以来、20年以上にわたり、霊園管理やご供養に関する深い知識と経験を積み重ね、多くの顧客から高い信頼を得ています。

伝統と格式を重んじながらも、供養する人もされる人も安心できる多様なサービスを提供し、現代のニーズに対応した新しい供養の形を追求しています。