樹木葬は1999年にはじめて行われた埋葬方法です。
この記事を執筆している2021年現在では、まだ20余年の歴史しかありません。
そのため、樹木葬に対して理解されていない部分があるのが現状です。
もし家族や親族などに理解されないまま樹木葬を選んでしまうと、後々後悔してしまうかもしれません。
この記事では後悔しない樹木葬の選び方などについて解説します。
・後悔しない樹木葬の選び方はあるのか
・樹木葬のメリットとデメリットを知りたい
などの疑問や悩みを解決する情報をまとめましたので、参考にしてください。
後悔しない樹木葬の選び方
せっかく樹木葬を選んだものの、後悔してしまう事例もあります。
それは樹木葬を選ぶ前に、確認不足が原因だったのかもしれません。
後悔しない樹木葬の選び方を紹介します。
後悔しない樹木葬の選び方は
・お墓参りしやすい場所にあるか
・イメージと現実が乖離していないか
・遺骨のおさめ方はどうするか
・管理費はかかるのか
・樹木や草花はどれくらい手入れされているのか
などを確認しておくのがポイントです。
お墓参りしやすい場所にあるか
樹木葬は立地によって
・自然が多い場所にある里山型
・霊園に樹木葬の区画を設けてある公園型
の2種類に分けられます。
車がなくても通えるか、歳をとっても行ける場所にあるか、などを確認しておきましょう。
イメージと現実が乖離していないか
パンフレットや資料などで見たイメージがひとり歩きしていませんか。
よいイメージが強すぎると、樹木葬に決めたい気持ちが強くなります。
実際に現地を見学した際、「思っていたイメージと違う」と感じたら、一度考え直してください。
そのまま契約してしまうと、後々後悔することになります。
遺骨のおさめ方はどうするか
樹木葬の遺骨のおさめ方は
・合祀型
・共同埋葬型
・個別埋葬型
の3種類があります。
このうち、合祀型は遺骨をほかの方と一緒に混ぜて埋葬するため、あとから取り出すことができません。
合祀型の樹木葬はほかの2種類と比べると費用を安くおさえられる点はメリットです。
しかし、費用の安さだけに着目せず、ほかの2種類と比較した上で選んでください。
樹木葬の遺骨の埋葬方法や費用については、こちらの記事で詳しく解説しています。
管理費はかかるのか
樹木葬の費用は契約時に支払うため、その後は発生しない場合が多いです。
しかし、霊園によっては年間で5千円から1万円ほどの管理費がかかる場合があります。
契約後も管理費は継続的にかかるのか、確認しておきましょう。
樹木や草花はどれくらい手入れされるのか
樹木葬は管理者である霊園や寺院墓地がお墓の管理を行います。
そのため、遺族側で樹木や草花の手入れをする必要はありません。
しかし、施設によっては樹木や草花の手入れをあまりしない場合があります。
樹木葬は自然の中に遺骨を埋葬するお墓であるため、必要以上に手を加えないという考えがあるためです。
樹木や草花の管理の度合いは施設により異なるため、どこまで手入れするのかを確認してください。
樹木葬のメリット
樹木葬のメリットは
・自然の中で眠れる
・お墓の継承者は不要
・残された家族や親族に手間をかけさせない
・費用を安くおさえられる
などです。
自然の中で眠れる
樹木葬は自然の多い立地に遺骨を埋葬します。
里山型を選べば市街地から離れている場合も多いため、静かな場所で眠りたい方の願いが叶えられるでしょう。
お墓の継承者は不要
樹木葬は継承者が不要の永代供養が多いです。
遺骨の管理は霊園や寺院墓地の管理者が行います。
そのため、独身者や子どものいない夫婦に選ばれています。
永代供養についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
永代供養とは?気になる費用やメリット・デメリットを紹介します
残された家族や親族に手間をかけさせない
一般墓を継承した家族や親族は、お墓の管理をしなければなりません。
お墓は定期的に掃除をしなければ汚れてしまいます。
しかし、遠方に住んでいたり、仕事が忙しかったりと、なかなかお墓に行けない方も多いのではないでしょうか。
樹木葬は前述のとおり、永代供養の場合が多いです。
お墓の管理や供養を管理者に一任できるため、家族や親族に負担をかけずに済みます。
費用を安くおさえられる
樹木葬は一般墓や納骨堂と比べて、費用を安くおさえられます。
一般墓を建てるとなると、100万円を超えることも珍しくありません。
遺骨の埋葬方法によって費用が異なりますが、合祀型は5万円からです。
ただし、埋葬する人数や遺骨を分けるスペースの有無によっては、金額が高くなる可能性もあります。
詳しい金額は霊園や寺院墓地にお問い合わせください。
樹木葬のデメリット
樹木葬はメリットばかりではありません。
デメリットも把握しておきましょう。
樹木葬のデメリットは
・交通の便が悪い場合がある
・樹木葬に対して理解されにくい
・故人が埋葬されている場所がわかりにくい
・場所によってはお供え物ができない
などがあります。
交通の便が悪い場合がある
樹木葬の種類によっては、都市部から離れた場所にある場合も珍しくありません。
自然が多い場所がよいからといって、交通の便が悪い立地を選んでしまうと、お墓参りに行きづらくなってしまうおそれがあります。
樹木葬に対して理解されにくい
樹木葬がはじめておこなわれてから、まだ20余年しか経過していません。
そのため、まだ樹木葬のことをよく知らない方も多いでしょう。
墓石を建てる一般墓になじみのある方は、樹木葬をお墓とみなさないおそれがあります。
家族や親族にしっかりと説明し、理解を得てから契約するか検討してください。
故人が埋葬されている場所がわかりにくい
埋葬方法によっては、故人の遺骨がどこにあるのかわかりにくい場合があります。
埋葬場所が分からなくなるのを防ぐためには、遺骨の埋葬方法を共同埋葬型か個別埋葬型に指定してください。
この2種類の埋葬方法は個別で遺骨をおさめるスペースがあるため、遺骨がどこにあるのかわかりやすいです。
場所によってはお供え物ができない
樹木葬の立地によっては、お供え物が禁止されている場合があります。
お供え物に虫や動物が集まってしまうことを防ぐためです。
また、一般的なお墓でお供えできる、ろうそくや線香などが禁止されている場所があります。
お供え物をしてよいのかは、事前に確認しておきましょう。
まとめ
ライフスタイルの変化とともに、樹木葬を選ぶ方が増えています。
しかし、樹木葬を選択して後悔してしまう方も少なからずいるのが現状です。
この記事では後悔しない樹木葬の選び方とメリット、デメリットを紹介しました。
良いところと悪いところを比較して、納得できれば樹木葬を選んでくださいね。
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油山平成御廟では新しい樹木葬ができました。
その名も『こだまの杜』です。
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樹木葬のプランは3つ用意しております。
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個別の銘板を作成します。
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また、こちらのタイプのみペットも一緒に埋葬できます。
ペットを家族のように大切に思っている方におすすめです。
ほかにも多数の区画をご用意しております。
詳しくはスタッフまでお気軽にお問い合わせください。
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