季節に合わせたお墓参りの服装は?スーツを着ていくべきなのか

日本は四季があるため、季節によって気温差があります。

お墓参りに行くときの服装も気温に合わせて選ぶ必要があるので、どのように決めればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

 

また、就職や結婚などで遠方に住んでいる方は、なかなかお墓参りに行けないもの。

お墓参りに必要な洋服を持って移動するとなると大変ですよね。

 

この記事では季節に合わせたお墓参りの服装について紹介します。

 

・季節ごとにおすすめの服装があれば知りたい

・服装選びで気をつける点があるのか知りたい

・お墓参りにはスーツを着ていくべきなのか知りたい

 

方に役立つ情報をまとめましたので、参考にしてください。

 

お墓参りに行くときはスーツを着ていくべきなのか

 

お墓参りに行くときはスーツを着る必要はありません。

 

スーツを着る場面は法事でお墓参りをするときです。

男性は黒いスーツ、女性は黒のワンピースやスーツ、アンサンブルなどを着用しましょう。

 

お墓参りにいくときは、基本的に普段着ている服装で大丈夫です。

 

しかし、お墓参りに着ていく服を選ぶ際に気をつけるべきポイントはあります。

以下の4点に気をつけて服装を選んでください。

 

・赤や黄色のような明るい色の服は避ける

・ノースリーブやミニスカート、タンクトップなど、肌の露出が多い服装は避ける

・毛皮やファーのついた服や小物類は身につけない

・きらびやかなアクセサリーの着用は避ける

 

基本的には派手な服装をせずに、落ち着いた色でコーディネートすればよいでしょう。

 

お墓参りの服装選びで気をつけておきたいポイントは、こちらの記事でも解説していますので参考にしてください。

『お墓参りに行くときの服装は?目的別や男女別でふさわしい服装を紹介します』

 

ちなみに帽子の着用は大丈夫です。

帽子をかぶれば夏の熱中症対策や、冬の防寒対策として活躍します。

 

しかし、お墓の前で手を合わせるときは必ず脱いでください。

フードも同様です。

 

ほかの方に不快な思いをさせないためにも、おさえておきましょう。

 

お墓参りのマナーについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

『知っておくべきお墓参りのマナーを紹介します。流れや注意点は?』

 

春の服装選び

 

春は寒暖差が激しい日も多いため、服装選びも難しいですよね。

お彼岸に合わせてお墓参りをする方も多いのではないでしょうか。

 

風が吹くと寒さを感じるため、薄手のコートがあると便利です。

日差しがさして暖かくなればすぐに脱げるため、脱ぎ着が楽にできます。

基本的には長袖に長ズボンの上にコートやジャケットを羽織るとよいでしょう。

 

春になると花粉が飛ぶので、花粉症の方には辛いですよね。

 

花粉防止のためのマスクの着用は大丈夫です。

帽子と同じように、お墓の前で手を合わせるときは外してください。

 

夏の服装選び

 

夏は気温が上がり、猛暑日になることも珍しくありません。

お盆の時期はお盆休みを利用して、多くの方がお墓参りをします。

 

お墓参りは肌の露出をできるだけ控えるのが基本です。

暑くなるためノースリーブやタンクトップ、ハーフパンツなどを着たくなる気持ちはわかりますが、お墓参りには向いていません。

 

清潔感のある半袖のシャツなら選んでも大丈夫です。

アロハシャツや柄シャツなどは避けてください。

 

肌の露出を避けることで、蚊や蜂などの虫刺され予防が期待できます。

 

熱中症対策として帽子の着用も可能です。

墓前で手を合わせるときは脱いでください。

 

お墓周りは草が生い茂っていたり、舗装されていなかったりする場合があります。

サンダルなどは歩きにくく、思わぬケガの原因にもなりかねないため避けてください。

 

秋の服装選び

 

秋になると少しずつ気温が下がり、過ごしやすくなります。

9月のお彼岸に合わせてお墓参りをする方も多いですよね。

 

春と同様に、薄手のジャケットやコートを羽織るとよいでしょう。

長ズボンに長袖を合わせて、羽織を用意しておけば寒暖差のある時期でも対応しやすいです。

 

秋は台風が日本列島に接近する機会が多くなるため、雨具を持参しておくと安心でしょう。

手がふさがると不便なため、カッパを着ると動きやすいです。

 

冬の服装選び

 

冬は年末年始の休みを利用して帰省する方が増えます。

本年の感謝を伝えたり、来年度の抱負を報告したりとお墓参りに行く方も多い時期です。

 

冬は寒さが厳しいため、しっかりとした防寒対策をしましょう。

 

ダウンジャケットや厚手のコートなどを着用し、寒さをしのいでください。

インナーにはヒートテックのような保温性の高い衣類を身につけると暖かいです。

 

寒さ対策として帽子をかぶってもよいですが、お墓の前で手を合わせるときは外してください。

感染症予防のマスクを着用している方も一度外しましょう。

 

また、寒い日は毛皮のコートやブーツを着用する方もいます。

毛皮やファーを使った衣類は殺生を連想させてしまうため、お墓参りに身につけていく衣類としてはふさわしくありません。

 

お墓参りに行く前に、自分が身につけている衣類を確認しておきましょう。

 

まとめ

 

お墓参りに行く際は、基本的にスーツを着用する必要はありません。

スーツは法事でお墓参りに行くときに着用してください。

 

春や秋は比較的過ごしやすい時期なので、長袖、長ズボンにジャケットやコートを羽織るとよいでしょう。

 

夏は暑いのですが、ハーフパンツやタンクトップなどの肌の露出が多い服は避けてください。

シンプルなデザインのシャツなどがおすすめです。

夏にサンダルを履く方も多いですが、お墓参りに行く際はスニーカーなどに履き替えてください。

 

冬は寒さが厳しいため、ダウンジャケットや厚手のコートなどを着用して防寒対策をしましょう。

保温機能のあるインナーを着ると暖かいです。

帽子やマスクは墓前で手を合わせるときは外してください。

 

お墓参りの服装選びは難しいものです。

もしどのような服装を着ればよいのかわからなくなったら、この記事を参考にして

洋服を選ばれてはいかがでしょうか。

この記事を監修した人

株式会社江戸や 福岡支社 営業部部長
大塚勝俊

2003年に株式会社江戸やに入社。以来、20年以上にわたり、霊園管理やご供養に関する深い知識と経験を積み重ね、多くの顧客から高い信頼を得ています。

伝統と格式を重んじながらも、供養する人もされる人も安心できる多様なサービスを提供し、現代のニーズに対応した新しい供養の形を追求しています。